関西にいるうちに行きたかった国宝投入堂に、家族と行きました。
三徳山手前の道路からも遥拝でき、すごいところに立っていることがわかります。普通の登山レベルではあるのですが、何箇所か鎖場や崖上を通るので、厳密な入山時間規制や靴の確認、2人以上での入山が必要になります。
最初に出てくる難所はかずら坂で、木の根が露出した急坂を木の根を掴んで登っていきます。
そんな坂をいくつか登ると、崖上に懸崖造りで建てられた第一の御堂・文殊堂が見えてきますが、その直前に鎖坂が現れます。鎖が3段続き、登り切ると崖上に立てられた文殊堂につきます。
文殊堂は上がって一周することができますが、柵がないので結構スリルある建物です。
子供たちは気にせず走り回ったり、腰掛けてますが。
地蔵堂からの眺め。柵とかはないのでかなりの高度感
さらにもう一段鎖を登ると地蔵堂。こちらも懸崖造りで崖上に作られています。
その先は急登はなくなり、ゆるく登ると鐘を撞くことができる鐘楼があります。その先には岩の窪みに建てられた第3の御堂・観音堂があり、裏側の狭い通路を通ら抜けます。胎内くぐりと呼ぶとか。
用語としては、このような崖の中に収まる形で建てた建築を投入堂というようですが、この先にあるいわゆる「投入堂」が最も有名な投入堂で、国宝にもなっています。岩角を曲がると急遽現れる投入堂は、一体どうやって建てたのか、どこから入るのか不思議な建物で圧巻です。
昔は投入堂まで入れたようですが、今は入れず残念ですが、とても印象的な登山でした。