迦葉山和尚台に天狗登場!


www.youtube.com

 関東にも鳥取の三徳山投入堂のように堂内に登れる投入堂があるとのことで、今回その迦葉山へとやってきました。遠くから迦葉山をみると、「あれ、雪が積もってる?」と思うような白い部分がいくつもあるのですが、後ほどそれが和尚台などの巨岩であることがわかります。

f:id:oqb:20211210033819j:plain

お堂の中に巨大な天狗面が!

 登山口は弥勒寺というお寺で、ここも日本一大きい天狗面があるお寺として有名で、実際誰がかぶるんだというほど大きい巨人用?なお面が3つくらいありました。面白いことにここのお寺には天狗の面のレンタルシステムがあり、無料で借りて行ってご利益あったら後日購入してお返しに来れば良いというシステムらしく、借りる場所と返す場所がありました。そこで我々も登山中だけでもお借りすることに。

f:id:oqb:20211210033945j:plain

レンタル天狗面を見つけて、かぶってみる子供達

 お寺の通路の下を潜って登山開始。和尚台までは30分ほどらしいですが、割に急な坂道で11月ですが汗かく登り道。葉が落ちて見通しが良くなっている森の奥に、何やら巨大な白い岩が見えてきたら、それが和尚台です!

f:id:oqb:20211210034420j:plain

和尚台到着!50mの白い絶壁に懸けられた投入堂が印象的

 和尚台の下には古くて壊れそう。。。いや歴史的な建造物の奥の院が建てられています。建造年不明ですが、堂内に入ってみると昭和前半らしき落書きなどもあったので、およそ築100年近く経ってるように思われます。

f:id:oqb:20211210034719j:plain

皆の者、天のお告げである!とでも言いたげな成り切りぷり

 ひとまず岩を登って中に入ると、割にしっかりしている感じで、ベランダ部分もしっかり歩ける感じでした(一部のぞく…)。子どもたちも登ってきて、先ほど借りた天狗のお面をかぶって神のお告げごっこをしてました。案外それっぽい。

f:id:oqb:20211210035238j:plain

和尚台への登り、まずは岩の溝の中を登っていきます

 さて和尚台は投入堂だけでなく岩にも登ることができるとのことで、登頂チャレンジに移ります。出だしは投入堂隣のルンゼを登るところから。岩の段差が大きく、女性陣ここで脱落。子どもと2人でさらに登ります。中間地点が「胎内くぐり」で、岩と岩の積み重なった巨大な穴が空いています。また、その中空部分に板を渡して小さなお堂がありました。どうやって作ったのやら、、、

f:id:oqb:20211210035353j:plain

ひと登りすると、岩塔を貫く巨大な空間に出ます。ここが胎内くぐりです

 和尚台の登りはまだ中間地点で、胎内くぐりを抜けた裏からさらに登ります。いきなり急な鎖場ですが、さらにここから6本もの鎖が出てきます。ここまで2本あったので、全部で8本!

f:id:oqb:20211210040110j:plain

和尚台後半の鎖場。ここは全8本中4本目のトラバースする鎖場。

 鎖を登ると、先程の胎内くぐりの穴なの上を渡る岩の上を通る場所があり、子供たちはちょっと難航したものの最終的にはクリア。さらにトラバース気味の鎖の後からは、いよいよ剥き出しの岩場に垂直にかかる鎖4本直登になります。登り切ると、非常に高度感のある遮るものない展望が得られます。和尚台自体は50mの岩ですが、すでに標高が1100mほどあるので沼田方面にも展望が広がります。

f:id:oqb:20211210041057j:plain

和尚台山頂からの展望、沼田市街方面がよく見えます

 ゆっくり岩を降りた後は再び迦葉山山頂に向けた登りを開始。和尚台あたりは巨大な岩場を通り抜ける道が続きます。かなり急な登りをさらに30−40分ほど歩くと、大きな石板が出てくるので、ここまでくればもう山頂までは平坦な道を5分ほどです。

f:id:oqb:20211210041330j:plain

和尚台から迦葉山山頂へ。しばらくは岩の間を通り抜けるような道が続きます

 山頂では再び天狗が登場、最近でた天下一品のカップ麺を食べてました。笑

 カップ麺であのこってりさは難しいと思ってましたが、案外雰囲気は出てておいしい。いつも山で天一を食べると気は家麺使ってましたが、こってりスープの後始末大変なので、今後はこれでもいいかも。

f:id:oqb:20211210041605j:plain

天狗、迦葉山山頂で天下一品ラーメンを食すの図

 昼食後は下山してお寺で登山の無事を祈って後に天狗のお面を返却。

 子供達が色々活用してくれて楽しめたので、お賽銭をちょい奮発してお礼のお参り完了。

f:id:oqb:20211210041730j:plain

下山して天狗面を返却。いろいろ楽しくつかせていただきました。笑

 まだ時間があったので近くにある玉原湿原へ移動。駐車場から15分ほどで湿原に到着、ちょうど草紅葉になった湿原の散策を楽しんだところで、4時過ぎにちょうど日没。だいぶ早くなりましたね、、、

f:id:oqb:20211210041924j:plain

玉原湿原の草紅葉。ちょうど見頃でした!

 その後はお決まりの温泉&食事。久屋原温泉というところに行ったのですが、真新しく綺麗な温泉で、島も食堂には珍しい岩魚の洋風料理がたくさんあり、めちゃうまかったので、山行かなくてもまた来たい温泉でした!

f:id:oqb:20211210042107j:plain

沼田・久屋原温泉内レストランの岩魚のアクアパッツァ!川魚イタリアン