浅間山レッドフォール氷瀑とCO2センサー製作

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今回作って図書館に提供したCO2センサー。浅間山としなの鉄道のろくもんを描きました

コロナ感染拡大で広がったCO2センサー。見てるものはCO2ですが、結果的に換気能力の指標になるということで、最近はショッピングモールなどにも設置が進んでます。しかし買おうとすると数万円とかなり高いものになるらしく、地域の図書館に置くには予算不足、ということでCO2センサーの製作体験募集があり参加してみました。

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オンライン工作開始!今回の背景や協力会社の苦労話なども交えて説明が進みます
本来は佐久市立科学館で行う予定だったみたいですが、オンライン制作体験になったみたいでキットも送付いただきました。中には2つ分の部品があり、一つは自宅用、もう一つは図書館に返してもらうという設定。ということで出不精の長男もオンラインならと起きてきて、兄弟で製作体験開始。よく出来たキットで工作そのものは比較的簡単に完成しましたが、デザインを考えて書くところが大変で、当日はほぼ描けずに終了。

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ちなみに以前しなの鉄道で見た「ろくもん」。この写真を見て描きました
 そこから1週間かけてデザインを考えて下絵を描き、次の土日に附属のアクリル絵の具で塗って完成!電車好きな次男なので、CO2センサーの表示部を、佐久市含め東信地区をはしるリゾート列車、ろくもんの窓に見立て、浅間山麓を走るデザインになりました。

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完成したCO2センサーを図書館に奉納!

 

 さてCO2センサーが完成したのでどうやって送ろうかと考えましたが、たまたま浅間山には赤い氷瀑があることがわかり、また小海線にHighrail1375という観光列車も走ってることがわかったので長野新幹線〜小海線〜あすざ、の大回り旅行作戦を決行。あさ7時台に家を出て大宮から新幹線に乗車。佐久平駅前のカーシェアを借りてまずは佐久市立中央図書館へ。ちょうど開店したばかりでオンライン工作にも参加されてた館長さんが出てきていただき、手渡しで奉納することができました。

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図書館でひたすら電車の本を読む次男坊…
 ほっとけば図書館でも電車の本をずっと読んでそうだったけど、1時間で切り上げて浅間山中腹の天狗温泉へ。ここも真っ赤な湯の温泉が有名な山宿ですが、どうやらその鉄分を含む川の上流に真っ赤な氷瀑ができるとの情報。たしかに川沿いを歩き始めると異様に川底が赤く染まっていることが見えます。雪の白さがさらに際立たせてるからかもですが。

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天狗温泉からすぐ登ったところの沢の色。鉄分で真っ赤に染まっています
 登山道はずっと雪が残るものの、結構人が入っててしっかりしてたので、スノーシューやアイゼンは不要でスパッツだけつけての登行。30分ほど歩くと一の鳥居という鳥居が現れ、道が2本に分岐しますが右が不動滝とあるので右を選択。ここまでくると再び沢が近くなり、流れている水の色も透明ではなくなんらかの成分が濃くとけている沢であることがよくわかります。さらに15分ほど歩くと何やら沢の上の方に巨大な赤い塊が見えてきます。これが浅間山の赤い氷瀑・不動滝!

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不動滝の少し下の沢の色。赤茶けた鉄分の溶けた色をしています
 沢沿いであまり平地はないものの、少し雪もなく座れる場所があったので滝を見ながら湯を沸かして昼ごはん。今日はラーメンでなくカップカレーでしたが、よく似た色の氷塊。笑

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姿を現した不動滝の赤い氷瀑!土砂崩れのようにも見えます。笑
 また不動滝をよくみると、滝の中からはザーザー音がして、もう内部は氷が溶けて水が流れているようで、この氷瀑ももう少ししたら溶けて崩壊してたかも知れず、良い時に来れました。

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不動滝前でカレーメシを食べる
 氷瀑と昼食を堪能後、もうひと登りして二の鳥居まで行って記念写真を撮ってから下山。下りは早いものの、天狗山荘に着いたらHighrailの発車予定時刻の1時間前で、急いで片付けて佐久平駅へと直行。

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今回の最高到達地点、浅間山二の鳥居、標高約1600m
 駅前には発車15分前に着き、返却確認をして小海線ホームへ。しかし小海線の長野側はSUICAが使えないらしく、一度戻ってダッシュで切符を購入し戻ってきたところでHighrailが入線、危ないところでした。

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小海線から浅間山を望む
 Highrailは座席が窓側を向いているので快適な電車旅。車内販売のビールもいただき、電車旅を満喫。車で来たらこうは行かないですしねー

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JR最高標高駅の野辺山では10分停車して写真タイムがあります
 中込駅では駅員さんの歓迎、最も標高の高い野辺山駅では写真タイム含めた10分停車、車内でのプラネタリウム上映など、たった800円の指定席の価値以上の体験ができました!

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おまけ・Highrailとあずさ、小淵沢駅にて。