4月に東京に戻る方になったため、会社の単身赴任組で夏に行けなかった友ヶ島に行くことにしました。
夏は港に着いたら強風で欠航という憂き目に合ったため、今回は電話確認をすることにしていたものの、また前日が強風欠航で電話が繋がらず、結局運航が確認できたのはレンタカー借りてから(8時過ぎ)という状況でしたが結果オーライ、和歌山へと向かいます。
出港30分前に加太港に着くと船着場の前には行列ができていたので、急いで並んだおかげで無事11時の便に乗れることに。10分遅れてたら間に合わない人気ぶり。
乗船約10分ほどで島につき、半年越しに友ヶ島に上陸。改めて見てみると、女性や子供もたくさん乗ってて、友ヶ島の人気ぶりが伺えます。その人気の秘密は、友ヶ島に残る砲台跡の遺跡。煉瓦製かつ一部が崩れている感じが昔の人気映画「天空の城ラピュタ」にそっくりとの噂があるからなためで、実際先程乗った船もラピュタ号という名前だったりします。
桟橋から15分ほど歩くと最初の砲台跡、第2砲台が現れます。ここは建物が崩壊しているため立ち入り禁止ですが、その崩れ方が確かにラピュタっぽい感じです。
さらにその奥の山に登ると第1砲台が現れます。ここは一見崩れていませんが、やはり立ち入り禁止。と思いきや、山頂に向かうとトーチカがあり、中に入ることもできます。
山を降りて登り返したところには海軍聴音所跡への分岐があり、ひとしきり歩くと聴音所跡が現れます。こちらはコンクリート作りのためラピュタ感はないのですが、2階建ての廃墟で外にある梯子から2階に登ることができ、淡路島との海峡部に群がる漁船群を眺めることができます。
元の道に戻って山を登り切ると、最大規模かつ良好な状態で残っている第3砲台跡に着きます。第3砲台跡は基本地下に作られているため、まずは狭い階段を降りて中に入ります。昔は真っ暗でライト必須だったようですが、今は最低限の明かりがつけられ、主要部はライトなしでもみれるようになってます。とはいえ灯のない真っ暗な箇所も残り、さらには同じような弾薬庫と通路がいくつも並んでで迷路のようなので、やはりヘッドランプはあった方が良いです。この第3砲台跡の入口写真が、もっともラピュタっぽい場所の一つになります。
さてこの先さらに東へ進むと第4砲台、トンボロ部分を超えて虎島に行くと虎島砲台跡があるのですが、現在通行止めになっているので断念。下山してさいごのスポットの第5砲台に向かいます。
第5砲台は少し変わった作りで、煉瓦とコンクリートの両方を使って建てられています。また地上部分が多いため、明るい印象の遺跡です。
ほぼ1週できたので、残る時間は釣りを楽しんでから最終便に乗船。ラピュタ&廃墟の 堪能できました!