こないだ銅を使った実験をしたので、
銅の産出地である足尾へ。結果的には、銅というよりテツな旅(鉄道3連発)に。。。
【1】わたらせ渓谷鐵道(わ鐵)
まずは足尾駅から、わ鐵のトロッコ列車に乗車。
発車5分前の到着!切符は車内で購入できます。
足尾駅から乗ると、銅山のある通洞駅から沢入駅の区間は、わ鐵でもっとも急カーブのある区間とのことで、同時に渓谷美も楽しめる区間でした。梅雨時で雨量も増えていて迫力満点。
ただこの後。いろいろやりたいことがあったので、沢入駅で下り待合せの列車にダッシュで乗り換え、今度は普通の鈍行列車で足尾駅に帰還。往復1時間の乗車でしたが、2種類の電車に乗れて満足。
【2】足尾銅山
次いで足尾銅山へ。足尾銅山も坑道内までトロッコで中に入る仕掛けで、乗り物好き&洞窟好きには二度おいしい⁉︎ トロッコは出だしがラックレールなので最初は牽引車が先導、途中傾斜が弱まったら切り離してトロッコだけで坑道内に入ります。
足尾銅山は一時日本の銅の30%を産出したとのことで、総延長は東京〜博多間に匹敵する1234km!また面白いのは溶け出した硫酸銅が再析出した真っ青な岩が所々にあること。これは銅鉱山ならではの見もの。
坑道内には鉱石輸送に使っていた電車や、銅の精錬に使った器具、そして精錬後の銅インゴットがあります。20kgもあり子どもには持ち上げるのが大変な重さ。銅は最近かなり値上がりが激しいようですが、それでもキロ1100円くらいなので2万2千円くらい。
また坑道を出ると鑿岩機の体験もあり、その凄まじい振動を体験できて面白いです。最後は銅を使った古銭の博物館とお土産コーナー。昔は銅銭も足尾で作っていたそうで、裏に「足」と書かれたものが足尾産の古銭だそうです。
お土産コーナーには銅を使った抗菌キッチングッズがたくさんあり、思わず購入。
【3】わ鐵の廃線探索
最後はわ鐵の廃線探索へ。わ鐵は現在間藤駅が終点ですが、かつてはその先の工場(足尾鉱山駅)まで繋がっており、その廃線がまだ一部残っています。
まずは間藤駅に行くと、駅で一度レールは切断されているものの、その先の草むらの中までレールが続いています。しばらく先に車で走ると昔の踏切跡があり、中には入れませんが鉄橋がまだしっかり残っているのが見えます。
そこからしばらく進み、渡良瀬川にかかる2つ目の橋を渡ると小さな神社があり、神社横から廃線に入ることができます。
この辺りもまだいつでも電車が走れそうな線路。ただし線路のど真ん中に大きな鉄釜が落ちてて、これだけはどけないと⁉︎
さらに進むとトンネルが出てきます。中は真っ暗ですが、少し進むと反対側の明かりが見えるので携帯のライトレベルで簡単に通れます。
抜けた先はしばらく渡良瀬川がよく見える快適なコースが続いた先に、さっき道路から見た渡良瀬川を渡る大鉄橋が。
ここまでで引き返して神社の逆側へと向かうと、一部斜面が崩れて線路が土砂で覆われた部分がありますが、線路脇を通れるのでそのまま進みます。
20mくらいの短いトンネルと終点の工場に入っていく鉄橋が。こちらも我々は橋には入りませんでしたが、猿は何匹も線路上で遊んでおりました…
また神社まで戻って廃線探索終了後は、水沼駅の駅温泉に入ってから帰宅。充実の鉄道3連発でした。